BL シリーズ

ノイズ対策が必要な医療機器・測定器等に最適な絶縁型DC-DCコンバータ
BLA、BLCシリーズは、独自共振回路採用により超低ノイズ(8mVp-p)、高効率を実現した、 小型の絶縁型 DCDCコンバータです。5面金属シールドケースにより放射ノイズも抑えています。 非常に信頼性の高い製品です。 アナログ回路とデジタル回路のノイズの分離に最適です。微細な信号を増幅する測定機器のアンプ周り などにも最適です。
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特徴

  • 出力電圧可変機能付き
  • ON/OFF制御機能付き
  • デュアル電源をシングル電源として使用可能
  • 絶縁耐圧 AC500V
  • 過電流保護回路内蔵
  • 低入力電圧保護機能
  • 電解コン、タンタルコン不使用
  • 金属シールドカバー付き
  • 動作温度 -40℃~+85℃ (温度ディレーティング要)
  • RoHS指令対応

仕様

入力電圧
4.5 to 9, 9 to 18, 3 to 9
出力電圧
±12v, 12v, 5V
出力電流
0 to 1200mA, 0 to 250mA, 0 to 500mA, 0 to 1000mA
電力
出力数
パッケージ
耐電圧
リップルノイズ
5,7,8
効率
77,80,83
寸法 (mm)
20.3×14.0x9.7 , 23.2×21.1×10.0

サンプル購入

超低リップルノイズ

計測機器、分析器、画像診療用機器などのアナログ回路には低出力リップルノイズのDC-DCコンバータが必要です。
BLA,BLCシリーズは共振回路の採用で出力の低リップルノイズ化と高効率化を両立しました。

左図は、一般DC-DCコンバータとBLAシリーズの出力リップルノイズの比較です。

一般的なDC-DCコンバータにて、さらにリップルノイズを小さくする場合、 後段にLDOを付加する方法があります。 左図は、一般的なDC-DCコンバータとBLCシリーズ、及び一般DC-DCコンバータの 後段にLDOを付加した場合の3通りで歪率を比較したグラフです。

歪率は、オペアンプの入力信号に対して出力信号がどれだけ歪んでいるかを表したもので、 出力信号における入力信号の周波数成分と入力信号以外の周波数成分との比率です。 BLCシリーズは、一般DC-DCコンバータの後段にLDOを付加した場合と同等であることがわかります。 したがってBLA、BLCシリーズを使用すれば、下図の通りLDO周辺回路を削除することができます。

 LDO及び周辺回路不要